2023年もあと少しで終わろうとしています。2023年は、アラムナイ領域においてさまざまな変化が起こった年だといえるでしょう。ホームカミングデー等の対面イベントが従来通りに戻るだけでなく、各種SNSや生成AIなどの新しいツールを活用した運営も見られるようになっています。このような変化の中でも校友会や同窓会の運営を成功させていくには、常に新しい知識やトレンドについて知っておく必要があります。そこで今回は、2023年に起こった、大学関連の出来事を振り返るとともに、2023年の1年間に読まれた記事TOP30をご紹介します!<目次>1. 2023年 大学ニュース振り返りここでは、2023年に起こった大学関連のニュースを振り返っていきます。近年は、テクノロジーの進化などにより、社会全体が大きく変化しています。それに伴い、大学に求められる役割も増え、さらに大学への期待も大きくなってきているといえます。それでは、実際にニュースを見ていきましょう。1-1. 東北大学が日本で唯一の国際卓越研究大学に2023年に、東北大学が日本で唯一の国際卓越研究大学の認定候補に選出されました。東北大学 国際卓越研究大学研究等体制強化計画(東北大学)国際卓越研究大学制度とは、国際的に卓越した研究が期待される大学を認定する制度のことで、国が設立した10兆円規模の「大学ファンド」の運用益による支援を受けることができます。東北大学は、東京大学や京都大学を押さえ、初の候補として選出される結果となりました。「国際卓越研究大学」認定候補に東北大学が選定 文科省(NHK)今後、世界をリードする研究大学の実現のため、さらなる支援の強化が期待されます。1-2. リカレント教育、リスキリングの需要拡大2023年は、リカレント教育やリスキリングがこれまで以上に注目を浴びました。実際に多くの企業は、AIなどの技術革新に対応していくため、社員に対して学び直しの機会を望んでいます。また政府も、リスキリングに関して企業を支援する仕組みを構築しています。「働きながら大学院」を支援 年間最大500万円(朝日新聞デジタル)具体的には、最大で年間500万円の助成金を用意しており、さらに大学を積極的に活用する方針を示しています。リカレント教育取り組み事例集(PwCコンサルティング合同会社)大学を活用したリカレント教育は、さらに強化されていくでしょう。1-3. 大学における生成AIの活用2023年の大きな変化の1つとして、ChatGPTなどの生成AIの普及があげられます。生成AIが浸透していく中で、大学においても生成AIの活用が求められるようになりました。現在は3割ほどの大学にて生成AIが授業に取り入れられています。これによって、生成AIを使いこなす力が育つと期待されているようです。「授業に生成AI」大学の3割開始、使う力育む(日本経済新聞)また、試験対策やキャリアデザインにも生成AIは活用され始めています。生成AI、大学の授業で活用法探る 試験対策やキャリアデザインにも(朝日新聞デジタル)2024年においても、生成AIを活用した大学運営、授業等での生成AIの活用は重要だといえるでしょう。2. 2023年 人気記事ランキングここでは、2023年における人気記事ランキングをご紹介します。なお、アラムナイラボは2023年3月にサイトリニューアルしたため、計測期間は2023年3月1日となります。※対象:アラムナイラボにて制作した全記事※期間:2023年3月1日〜12月9日2-1. 記事閲覧数ランキングTOP30※表は横にスクロールできます。順位記事カテゴリ公開日1ホームカミングデーとは? 意味と歴史、考え方が5分でわかるコラム2020 1/172【2022年版】大学寄付金ランキングTOP100! コロナ禍で多様化をみせる基金プロジェクトランキング2022 10/123【2021年版】寄付金収入にみる国公立・私立大学ランキングランキング2021 10/54【2022年版】大学SNSフォロワー数ランキングを公開! 2021年から順位が上がったアカウントも紹介ランキング2022 8/235【2023年版】大学起業支援コミュニティ・プログラムまとめまとめ2023 4/86校友会とはなにか? 意味と歴史、代表的な大学を2分で解説しますコラム2019 12/117同窓会組織の法人化のメリットと、運営に求められるマネジメント力コラム2021 9/158【2021年版】多額の資金獲得に成功した大学クラウドファンディングランキングランキング2021 11/249大学寄付金戦略を実例から学ぶ! 大学側がとるべき行動とはコラム2020 10/2710大学独自で行うふるさと納税型寄付金を解説! 効果や導入事例も紹介コラム2020 11/2011【大学広報担当者必見】TikTokを始める時に押さえておくべきポイントは?コラム2022 8/3012大学の校友会・同窓会がアラムナイ(卒業生)ネットワークを活性化させるメリットとその方法とは?コラム2022 6/1713大学同窓会(校友会)のSNSを使った広報戦略を詳しく解説! 他大学の事例も紹介コラム2021 2/814【2023年最新】大学寄付金ランキングTOP40!寄付総額が大幅に増加した事例も紹介ランキング2023 10/2015【15の事例紹介】大学発「オリジナルグッズ」の最先端とはまとめ2023 6/1916大学が発行する卒業生向けクレジットカードとは? 各大学の特典とともに解説コラム2021 4/1317卒業生が本当に求める大学の情報・サービスは何か?一般卒業生850人にアンケート実施アンケート2023 1/161850〜80代の大学OB・OG600人にアンケート!高齢層が求める卒業生サービスとは?アンケート2023 7/2619【2021年版】日本の大学SNSフォロワー数ランキングTOP80ランキング2021 9/120若手卒業生組織の会長が解説! 若手が同窓会に求めることと組織活性化の秘訣とは?コラム2022 12/1621周年事業・周年行事とは? 他大学の事例やwithコロナ時代にできる施策を紹介コラム2020 12/1522実際に寄付をした若手卒業生が解説!寄付募集に必要な4つの要素とはコラム2023 2/16232022年度ホームカミングデー統計データを公開!ユニークな企画を実施した大学事例も多数ご紹介まとめ2023 2/1524校友会報誌のデジタル化・費用削減の方法と事例を解説! 2021年度の会報誌統計データもご紹介コラム2022 5/2425同窓会・校友会の会報誌制作ポイントを実例と共に解説コラム2020 2/1826【ウェビナー情報】大学のオンラインイベントをさらに盛り上げるための戦略を徹底解説!コラム2021 6/3027学生広報チームのメリットとは?実際に導入している大学の事例をご紹介コラム2023 3/728校友会は、大学を支えるコミュニティの柱となるインタビュー2023 2/129noteを大学の広報活動に活用するメリットとは?コラム2022 7/2730同窓会Webサイトの最適化が重要! 卒業生に活用してもらえるサイト制作やリニューアルコラム2021 7/52-2. 反響が大きかった記事紹介ここでは、閲覧数TOP30の中から、特に反響の大きかった記事をご紹介します。大学起業支援コミュニティ・プログラムまとめ【2023年版】大学起業支援コミュニティ・プログラムまとめ閲覧数ランキング:5位記事公開日:2023年4月8日大学の起業のためのコミュニティやプログラムをまとめた記事です。この記事では、国立・私立大学それぞれ約20校の起業支援コミュニティ・プログラムを網羅的にまとめています。各大学で起業コミュニティが活発化したことが分かる貴重な記事で、また多くの方に閲覧していただく結果となりました。2023年 大学寄付金ランキングTOP40【2023年最新】大学寄付金ランキングTOP40!寄付総額が大幅に増加した事例も紹介閲覧数ランキング:14位記事公開日:2023年10月20日日本の大学の、2019年〜2021年における寄付金をランキング形式でまとめた記事です。この記事では、寄付金総額ランキングを国公立大学では上位40校、私立大学では上位30校ご紹介しています。近年では、SNSやデジタルも活用し、多様な寄付・基金プロジェクトが実施されています。寄付金を大幅に増加させた大学について、背景や具体的な取り組みも解説していますので、ぜひご覧ください。実際に寄付をした若手卒業生が解説!寄付募集に必要な4つの要素とは実際に寄付をした若手卒業生が解説!寄付募集に必要な4つの要素とは閲覧数ランキング:22位記事公開日:2023年2月16日この記事では若手卒業生の大学への寄付事情を実際に寄付をした方の経験をもとにまとめた記事です。若手層からの寄付金が大学運営において重要なことが分かる貴重な記事で、こちらも多くの方に閲覧していただく結果となりました。校友領域の未来と可能性 〜桜美林大学 畑山学長〜校友領域の未来と可能性 〜桜美林大学 畑山学長〜閲覧数ランキング:28位記事公開日:2023年2月1日この記事では、桜美林大学の畑山学長にインタビューを実施し、校友会の価値や重要性を語っていただきました。桜美林大学は、「校友会を大学コミュニティの柱に」というビジョンのもと、校友会活動に積極的に取り組まれています。校友領域に身を置かれている方は、ぜひ本記事をご覧ください。3. 人気記事ランキングから読み解く、アラムナイ注目トピックここでは、人気記事ランキングから分かる、2023年の校友領域注目トピックをご紹介します。3-1. 若手卒業生のためのアラムナイ施策が活性化2023年は、若手卒業生のための施策やイベントが重要視されるようになった年だといえるでしょう。実際に、若手卒業生に焦点を当てた記事は2023年の1年間で多く閲覧されています。実際に寄付をした若手卒業生が解説!寄付募集に必要な4つの要素とは若手卒業生組織の会長が解説! 若手が同窓会に求めることと組織活性化の秘訣とは?若手卒業生から寄付を獲得するため、大学との繋がりを強固に保つことが求められる一方、「若手卒業生が同窓会活動に参加してくれない」「若手卒業生が同窓会に求めるものが分からない」など、障壁が多いことも事実だといえます。その中でも、記事でも取り上げた外語会NEXTをはじめ、若手卒業生が主体のコミュニティやイベントが発展している事例もあります。若手卒業生とどのように関係を構築すればよいか、成功事例から学んでいく姿勢が必要だといえます。3-2. SNSの活用2023年は、大学運営や校友領域におけるSNSの重要性が分かる年だといえるでしょう。実際に、SNSに焦点を当てた記事は2023年の1年間で多く閲覧されています。【2022年版】大学SNSフォロワー数ランキングを公開! 2021年から順位が上がったアカウントも紹介大学同窓会(校友会)のSNSを使った広報戦略を詳しく解説! 他大学の事例も紹介大学運営や同窓会・校友会の活性化において、卒業生のネットワークの強化は不可欠であり、そのための手段としてSNSは大きな注目を浴びています。YouTubeやTikTokなど、誰でも簡単に動画を配信出来るようになり、広報活動の形も変わりつつあります。今までの大学運営の形にとらわれず、積極的にSNSを活用していくことが若手層とのネットワークを築いていく上で重要なことだと言えるでしょう。4. まとめ今回は、2023年に読まれた記事TOP30をご紹介し、1年間を振り返っていきました。近年、大学の運営において校友会・卒業生ネットワークを活性化させていくことが重要になってきています。卒業生と密な関係を築くためには、運営方法を日々アップデートしていくことが必要です。本記事を通して最新の知識やニュースを知ることで、2024年に向けて準備していきましょう。Alumni Labs (アラムナイ ラボ) を運営する笑屋株式会社は、校友会・卒業生ネットワークを活性化させる為の様々なサポートを提供しております。プラットフォームを活用した名簿管理やコミュニティの活性化、イベント企画など、ぜひ下記からお気軽にご相談ください。Alumni Labs 相談・問い合わせフォーム